SSブログ

さよなら、Helen Sarah [日々の徒然]

今回は自嘲と自戒を含んだ記事になります(-_-)

少し前、フェイスブックでHelen Sarahという白人の女性から友達申請がありました。全く知らない人で友達の友達でもありません。東南アジア系で薄衣を着たような女性からの申請は見るからに怪しいので無視していましたが、お綺麗でちゃんとした服を着ていたので^^;OKしてしまいました。

するとすぐメールが来ます。自分はアメリカのフロリダ、キーウェストに住んでいて夫を3年前に交通事故で失くした、14歳の娘がいるとの事でした。そのうち、FBは慣れないのでLINEにしないか?と言ってきます。それもOKしてしまうのでした_| ̄|○

更に自己紹介が続き、自分は孤児でワシントンD.C.の施設で育った、今はアメリカ軍の従軍外科医としてシリアに来ている、娘はキーウェストで寄宿学校に行かせていると言います。なんとドラマチックな。HelenとSarahという両方、下の名前っぽいのはどうして?と聞くと孤児だったので自分にはHelenという下の名前しか無かった、大きくなってから自分でSarahと付けたのだと。すると今度はこちらに対して質問攻めです。趣味は?好きな季節は?好きな車やライフスタイルは?だんだんエスカレートして宗教や、遠距離結婚をどう思うか?自宅は持ち家か?等々

あらかた聞きたいことを聞いたのか、次の段階に進みます。「もう数ヶ月したら今回の派遣は終わるので、そうしたら日本に移住して、外人の医師は難しいと思うので不動産投資を始めたい」というのです。続いてフロリダのClalaという娘からGoogle Hang Outでメッセージが。他愛のない内容ですが毎日、話しかけてきます。ひどい時は同時に母と娘とチャットしたりしていました。またフロリダの自宅の写真としてプールやジム付きの豪邸の写真、車がフォードとBMWの2台、これらを売って日本に来ようとしているのだそうです。自分は金に困っていないと思わせたかったのでしょう。

ただ、この頃から疑問が湧いてきます。同じ質問を繰り返してきたり、日本のことを韓国と間違えたり、こちらからいくつかの質問には明らかに無視してきます。以前の写真を見ようとFBを見たら、もういなくなっていてどうしてFB辞めたの?と聞いても返事がありません。

この間、3.4日、ほんの少し時間があった時に「従軍」「外科医」「シリア」でググってみたところ、一番上に出てきたのが「国際ロマンス詐欺」!でした。言葉自体はなんとなく知っていましたが、女性が犠牲者になることが多いのだと思っていました。それがまさか自分の身の上に降りかかるとは!その後、彼女が送ってきた写真を画像検索してみたら、全く別の人が上がってきました。
natalia.jpg
ナタリア・ポクロンスカヤ 、「クリミア共和国の検察官、政治家。ロシア連邦にて国家院議員、国家院資産公開委員長を務めている」だそうです。即刻、相手に"bye bye Natalia Poklonskaya "と送ってブロック・削除しました。という事で実際の被害はありませんでしたが、我ながら情けないというか、詐欺師相手に3,4日真剣にやり取りしていたのが恥ずかしい限りです(>_<)
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感