数年前のキャンプの時に友人から「ミンクオイルは繊維を断ち切ってしまうので、本当は皮革に良くない」という話を聞きました。それこそ、ポパイで革靴の手入れはミンクオイルが一番と聞いていた私は唖然としたものです。良く調べてみると、ミンクオイルは表面張力が非常に弱くて皮に浸透しすぎる事、それにより、靴が型崩れしてしまうのでした。後はゴミが付きやすくなる、カビが生える、シミがつくなど様々な影響があるらしいです。
という事で、我が家の靴磨き箱をさらってみると・・・
出てきました。
更に、KIWIの奴も。
最近はラナパーを使っていたので、忘れていました。しかるべき時に廃棄となります。
ミンクと言えば、つい最近、こんなニュースがありました。
【デモルテル(オランダ)ロイター時事】オランダで毛皮用に飼育されているミンクから人に新型コロナウイルス感染が発生したことを受け、南部の農場で9日、ガスによるミンクの殺処分が行われた。食品品質省は、計35万匹以上が処分の対象になると見積もっている。
オランダ政府は先月、ミンク農場の従業員がミンクから新型コロナに感染した事例が2件あったと公表。世界的流行後、記録にある唯一の動物から人への感染例となった。
ノルウェーでも同じような事があったと思います。
油を搾り取られ、毛皮の元にされ一番迷惑をこうむっているのは、あの愛らしいミンクたちですが、フェイクファーへの移行や、今回のコロナ騒ぎ、オイル需要の減少などこれからは少しは平穏な暮らしを送れるのではないでしょうか。