以前、
日立にもの申した事がありますが、今度はINAXです。
我が家を買って10年近くなりますが、ある日、シャワートイレの「洗浄の強さ」を表すLEDが高速で点滅を繰り返すようになりました。
これでは、水流の強さが分かりません。機種はINAXのCW-H22。ウチの周りは同じ時期に建った同じ仕様の家が何軒かあり、そこの人たちから聞いていたのですが、遂にウチでも始まったかと。
何かと言うとINAXは2001年からINAX NEXT PROGRAMなるものを始めており、
「シャワートイレには、長年のご使用で製品が安全に使用されているか、また部品の劣化故障がないかを確認する点検時期お知らせ表示が搭載されています」
というのです。しかも
「点滅は、使用開始から10年前後で、標準的な使用条件の下、安全に使用できる期間を終了する時期に合わせています。」「点検時期お知らせ表示が点滅したら、INAXまでお問い合わせください。製品の状態を確認し、点検や修理をご提案させていただきます。※点検・修理は有料です。」
という事で、2001年以降にINAXのトイレを買った人はもれなく10年後に有償点検を受けざるを得ないようになっていたのです。しかも最低でも7245円がかかるそうです。
「安全に使用できる期間を終了する」?自分で何を書いてるか分かって掲載してるんでしょうか?我が家のトイレは、何の不都合もなく稼働していました。それを所有者が普通に使えるべき機能を人質に取って、自社もしくは地域の取次店に利益を落とすという機能が仕込まれていた訳です。いやー、もうびっくりしたというか、呆れました。
ネットで色々検索していくと、やはり出てきます。多くはINAXに電話をすると「有償」の一点張りであきらめて出張点検を依頼したという物でした。カミさんが1週間ほど前にサポートに電話した時も、そういう受け答えだったそうです。中には強者がいてパネルを開けてジャンパー線をカットすると止まる、なんてのもありましたが、それも癪に障ります。
そこで散々、理論武装して若干、声のトーンを落としつつ、昨日、私もサポートに電話してみました。すると「こんな状況で点検はしなくていいから、点滅を解除してほしい」という事を言ったら、すんなり「点滅の解除には無償と有償の二つの方法がございます」と申すではないですか!1週間前のカミさんの電話は何だったのか?と思いつつ、もちろん無償を選択、訪問のスケジュールを打ち合わせる電話が入る事になって、一件落着でした。
やはり、ネットで自社の悪評が高まってきているのを知って、対応を変えざるを得なくなってきているのではないでしょうか?