少し前に、カミさんと朝のワイドショーを見ていたら、赤坂の迎賓館で一般公開が始まったというニュースをやっていました。大学時代は週一回、部活で迎賓館の周りを走ったり、正面のスペースでフリスビーをやったりしていたものですが、ちゃんと見た事は無かったし、内部も面白そうなので見に行こうかという話になりました。

ただ、この申し込みがインターネットでは出来るものの、当然、賓客がいらっしゃる時は公開は無いので、なかなか日程が合わないのと倍率も高かったのです。それでも、木曜日の早めに申し込むと良さそうだと分かり、3週続けて応募していたら3回とも当ってしまいました。「平成28年度迎賓館赤坂離宮一般公開本館及び主庭参観」参観証の送付というメールが来て、やたら細かい禁止事項が書いてありますが、よく見たら当たり前の事ばかりでさほど問題はありません。

さて、当日、午後から会社を休み、カミさんと待ち合わせ。昼飯を食べて迎賓館に向かいます。入れる人数は一回につき750人で近くなるとツアーのバスが止まっていたりしてビビりましたが、台風が来るかも?と言ってた日だったのでそれほどの混雑もなく入る事が出来ました。大人一人1000円ですから、1日に150万円の収入になると思われますが、多分、修繕費なんかに回るんじゃないでしょうか?

内部は18世紀のフランス様式をベースにしつつも、随所に和のテーストがちりばめられ、興味深く見る事が出来ました。部屋の天井付近にレリーフみたいに鎧兜がついていたり、西陣の織物がかかっていたり、楕円の大きな七宝焼きがかかっていたりして面白いです。その中でも、最初に通された彩鸞の間にあった彫り物、空想の鳥「鸞」ですが、どう見ても「ラドン」です。

昔、東宝の人が何かのタイミングで見て、参考にして「ら」と「ん」の間に「ど」を入れちゃったんじゃないでしょうか(^_^;)